ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
地下鉄御堂筋線天王寺駅のホームで、意外なものを発見しました。百葉箱(左写真)です。danが今まで気づかなかっただけですが(笑)、他の駅にもあるでしょう。
温度や湿度等の気象状況を計測する為の装置ですから、外に設置してあるはずです。それが、地下鉄のプラットホームにあったのでびっくりしたわけです(一般的な百葉箱のイメージといえば、これでしょう)
元来、「百」は数の多さを象徴する文字であり、権威にも通じていました。百貨店、百獣の王、百人力等の「百」がそうです。
しかし、今や、百貨店にかつての輝きはなく、百均(店)が跋扈する世の中。特権的色合いの強かった「百」は、安さの象徴の「百」に成り下がってしまいました(^^;; 2枚の写真の百葉箱も「百」の凋落に呼応して(!?)、過去の遺物というか、トマソン的雰囲気を漂わせています(苦笑)
ちなみに、「百葉箱」の名前の由来ですが、八重の花びら・牛や羊の胃のことを"百葉"と言い、風通しを良くするために格子やよろい戸になっている外見が、ヒダヒダのある牛の胃袋に似ているところから「百葉箱」と呼ばれるようになったそうです。