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赤と緑

アップロードファイル 25KB 昨年、村上春樹の「ノルウェイの森」の初版本を古本市で見つけた話を書きました(あすかDiary 2006/02/13後半部分参照) この本は、村上春樹自身が装丁にかかわったそうで、赤本(上巻)・緑本(下巻)のセットになっています(右写真。クリックで拡大) 余談ですが、大ベストセラー「ノルウェイの森」はいまだに映像化されていません。というか、村上春樹作品で映像化されているものは数える程しかなく、その数少ない作品の一つ「風の歌を聴け」を試写会(大森一樹監督が挨拶に来ていた)で観たdanは、今思えば貴重な体験をしたということになります(^^)

アップロードファイル 72KB さて、この「ノルウェイの森」が頭にあったせいでしょうか、本の装丁を見て「これって"ノルウェイの森"のパターン!?」と思うことがあります。実物を見て頂くのが一番わかりやすいと思うので、写真を並べてみます。単に赤と緑がセットになっているだけではなく、赤→緑の順番になっているのがポイント。

 「病気にならない生き方1・2」と「夢をかなえる勉強法/時間術」(左写真。クリックで拡大)は、ともにサンマーク出版。こうして並べると、ワンパターン(手抜き)にしかみえない...。実用/ビジネス本とはいえ、ちょっとひどいかも(^^;; プロ=装丁家を使わない、社内のやっつけ仕事に違いない!(苦笑) まぁ、手抜き云々はさておき、赤&緑の組み合わせは補色ですし、心理学的にも何かの意味(意図)があるのかもしれません。

アップロードファイル 88KB 次に、「シャカリキ!1・2」と「赤いきつね&緑のたぬき」(左写真。クリックで拡大) 「シャカリキ!」は "自転車漫画の金字塔"とも言われる激アツ漫画 全7巻の1巻・2巻なので、厳密には赤・緑のペアではありませんが、個人的趣味で載せてみました(笑) 「赤いきつね」は、もうすぐ発売30周年を迎えるロングセラー商品。当初からずっと武田鉄也をTVCMに起用し続けているところが、エライ!(東洋水産&武田鉄也に拍手)

 で、「赤いきつねと緑のたぬき」ですが、赤&緑の原点は案外ここにあるんじゃないか、と思ったりもします(「赤いきつね」発売は1978年、「ノルウェイの森」がベストセラーになったのは1987年なので、時系列的に矛盾しない) 実はカップ麺好きの村上春樹が、思いつきで装丁したのが「ノルウェイの森」なのです...なんて考えると楽しいですよね?(興ざめ、かな?)^^;;