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紫とうがらし


昨日も雲ひとつ無い青空が広がりました。晴天につられ、尼ヶ辻の方へ行ってみました。田んぼの稲は、あの台風でも倒れることなく、元気でした。あぁ良かった。西ノ京~尼ヶ辻間には垂仁天皇陵があり、その周辺は大好きな散歩道です。田んぼ・畑が道の両側に広がり、近鉄電車が通る様は、映画「RAILWAYS」(第1作)を少し彷彿とさせます^^(右写真クリックで拡大)

さて、奈良の地元野菜に「紫とうがらし」があります。ナスよりも少し濃い紫色です。とうがらしと言っても、ピリピリと辛くはなく、煮たり焼いたりして、普通に食べられます。加熱すると、紫色が緑に変わります。濃い緑色なので、色の変化が写真では、少し分かりにくいかもしれませんが…(下写真、各々クリックで拡大)

 

盛り付けに使った器は、うさぎが2羽(うさぎは1羽、2羽、と数えるんですね)並んでいて、その上方にはお月様?でしょうか。今日は「中秋の名月」、まさにこの器がぴったり!器の絵柄は手書きです。作り手の方(男性)の優しさや温かみを感じます。今夜はきれいなお月様が、見られそうですね(^^) by ichi

本当に□□□な家


以前、「本当に○○○なビル」というタイトルで大阪市中央区にある丸窓の建物(右写真クリックで拡大)をご紹介したことがありますが、今回はその続編?です。

先日、奈良・尼ヶ辻で見つけたのが下左の一戸建て住宅。スクエアな小窓がアクセントになっている正面外観は、まさに「□□□な家」(写真クリックで拡大)。上の「○○○なビル」と兄弟のようです^^。印象的だったのが、南側(1階部分)に大型開口部が無く、採光用の縦型スリット窓を多数配置している点(下右)。開放感と防犯性を両立させたデザインです。プライバシーを重視するのが最近のトレンドのようですね。

左のようなモダンな家が、ローカルな(失礼^^;;)垂仁天皇陵の近くにあるのが、面白いところ。余談ですが、私の実家は温室かアトリエと間違われるぐらい、南面は窓ガラスの多い建物です(部屋の中も外から丸見え?)。こちらは少々開放的過ぎですが…(^^;; by dan

垂仁天皇陵にまつわる話


垂仁天皇陵の周辺には田畑があって、それが気に入っているという話を以前書きました(→2013/04/11)。下写真を見ると、ところどころに森が見えるのがおわかりでしょうか?(各々クリックで拡大)

実は、これ、垂仁天皇陵の飛び地なのです(右写真中央は垂仁天皇陵)。小さな飛び地といえども宮内庁管轄下。おかげで、この周辺 はアンタッチャブル、開発不可(困難)な風致地区として、のどかな田園風景が残されたというわけです。

飛び地には「いろは順」に記号が振られていますが、宮内庁のホームページを見ると、天皇陵そのものも地図では「いろは順」表記されていて、さすがは宮内庁!と感心します(左画像)

今でこそ、人名や件名を並べる場合は50音順が常識です。しかし、数十年前まで、公文書を含むさまざまな文書で広く使われていたのは、いろは順なんだそうです。余談ですが、ある女性が某開業医に事務のバイトに行ったところ、カルテが50音順ではなく、いろは順に並んでいたのでビックリしたという話を聞いたことがあります(^^) by dan

尼ヶ辻の菜の花畑/4月の画像


右写真は、垂仁天皇陵の近くにある菜の花畑です(クリックで拡大)。尼ヶ辻から西の京にかけて線路=近鉄橿原線の西側に、田園地帯が広がっており、先日までは桜が、そして、今は菜の花がきれいに咲いています。この菜の花畑の風景写真をトリミングし、今月の画像(下写真、クリックで拡大)に使わせていただきました(^^)

西の京といえば、薬師寺と唐招提寺の世界遺産が有名で、他のものはあまり注目されませんが、一度、唐招提寺から隣の尼ヶ辻(垂仁天皇陵)方面まで足を伸ばしてみて下さい。桃源郷的な?のどかな風景に心が休まります。「歴史の道」ゾーンとしても整備されており、歩いていて気持ち良いこの一帯で、西の京の別の魅力を発見できると思います(^_-) by dan

PS お薦めの散策コースとして、あらためてご紹介いたしました(→2013/04/15参照)

舌代@だるまや食堂


菅原天満宮から西ノ京へ行く途中、昼食休憩を取ろうとしたのですが、食事処がなかなか見つかりません。歴史の道=住宅街の中を縫うように歩いているので、当然と言えば当然ですが。

で、辻尼ヶ辻駅の近くでようやく見つけたのが「だるまや食堂」さん。外見通り?店内も昭和の雰囲気でした。置いてある電話もダイヤル式の黒電話(現役だそうです!)。そして、へーっと思ったのが「舌代」と書かれたメニュー表(右写真)。なかなか味があります。

ちなみに「舌代」(しただい)とは、『口で言う代わりに文書に書いたもの。多く、飲食店の品書きのはじめに記す。口上書き。ぜつだい』(大辞泉)だそうです。舌の「代金」ではなく、舌の「代わり」なんですね。勘違いしていました(^^;;  by dan