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木村秋則さん

 リンゴの無農薬栽培に、長年の歳月を費やして成功した、木村秋則さんという方がおられます。「奇跡のリンゴ」(写真下左)という本は、木村さんへのインタビューを基に、石川拓治さんが書いたものです。去年の秋に読んで、大変感動しました。木村さんの無農薬リンゴに辿り着くまでの壮絶な日々と、絶対諦めない強い意志力に涙が出る思いで読みました。そして、さすがにライターさんが書くだけあって、上手に、読ませるように書いてあるなあ…とも思っておりました。

 最近、書店で「リンゴが教えてくれたこと」(写真下中)という本を見つけました。これは、木村秋則さんご自身による著書です。ライターさんが書いた「奇跡のリンゴ」ほどは、うまく書かれていないだろう、と勝手に思いながらも、早速購入し読みました。木村さんの文章もかなり上手で、どんどん引き込まれます。読んでる途中から、感動しまくり。木村さんの凄さが一層わかる本です。「私たち人間は、自分の身体にリンゴ一つ、米一粒実らすこともできない。せいぜいそのお手伝いをしているに過ぎない。…人間はもっと謙虚であるべきだ。人間は自然の支配者ではなく、自然の中に人間がいる。」冒頭からこう綴られています。そして、「この国の農を、食を変えたい」という木村さんの思いが、ひしひしと伝わってきます。

 もう一冊、木村さんが書かれた「すべては宇宙の采配」(写真下右)という本も出ています。こちらはちょっと不思議な体験談がベースとなっています。この本も面白くて一気に読みました。お盆休み中、木村さんの著書を2冊読み、すっかり「木村ワールド」にはまってしまった次第です。
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 以上3冊の本を読んだ時、どういうメッセージを受け取るかは、ヒトそれぞれでしょう。とにかく「読んで下さい」とまわりの方に、私はお薦めしています(^o^)