ichi&danの徒然日記 〜 玄米工房あす香 〜
いつも冬場に実家の母と味噌を仕込みます。いわゆる手前味噌。日曜日(2/26)は年一回の味噌作りの日。今日はその話を書きます (味噌そのものについてはこちらを参照下さい。勉強になります)
準備は二日前の金曜日から始まります。金曜日に大豆を洗って水に漬けて、翌土曜日に大豆を炊き、日曜日に実家に持って帰ります。例年通り、2キロの大豆を炊いて用意しておくのですが、一口に2キロと言っても、どれくらいかわかりますか?
お店で袋入りで売ってる物が300グラムくらいです。とすると、それが7袋分くらいになりますね。それが水を吸って膨らんだらどれくらいの量になるでしょうか?金曜日の夜に、仕込みの時にも滅多に使うことの無い28センチの大鍋に、大豆と水を入れてみたものの、大豆が膨らんだらあふれるんじゃないか…、と思い、もう一つ鍋を使って分けて入れました。こうして私と母が、それぞれ2キロずつ、大豆を炊いておきます。
温めなおした大豆をつぶし、麹と塩を混ぜて甕(かめ)に仕込んで出来上がり。こう書いてしまうと、いかにも簡単ですが、量が多いとつぶすのも混ぜるのも、結構時間がかかります。大豆と麹・塩を混ぜて、ボールに丸めて甕に仕込んでいくのがだいたい私の担当。甕に仕込む時になるべく空気が入らないようにしなければいけないので、少々力が要ります。この時、味噌(この時点ではまだ味噌とは言えませんが)と一緒に、出し昆布も甕に入れて仕込みます。うちのお味噌には、味噌自体に昆布だしが入ってる、つまり昆布だし入りのお味噌なのです。
自家製のお味噌は粒が粗く、使う前に擂っておかなければなりません。いつもアルバイトさんに頑張って擂ってもらってます。お店のお客様から、たまに、「お味噌汁が美味しい」とお褒めをいただきます。母と作る手前味噌のお陰、バイトさんが滑らかに擂ってくれてるお陰です。
この日作ったお味噌が食べられるのは半年後になります。ということは夏の終わり頃かな。秋くらいからぼちぼちお味噌汁に登場することになりそうです。お楽しみに!(^o^)
味噌作りについては、下記サイトが参考になります。
びっくりのうまさ「手前味噌」 味噌を作ってみませんか